中学受験をさせたいのだけどいつから塾に行けばよいのかしら?
塾に行く前に家庭でどんな事ができるのかしら?
塾に行くまではどのように過ごせばよいのかしら?
悩みはそれぞれにありますよね。
私は子供二人を受験させました。
そして塾の講師を35年経験してきてどんな子供が受験に勝っていくのか
そのためには、何をすればよいのかを書いてみようと思います。
子供の成長を大切にする家庭学習
低学年からの塾は子供に負担
低学年からの塾は、一般的に子供にとって負担が大きいとされています。
要因は5つ
- 発達段階への適応困難
低学年の子供はまだ発達段階にあり、集中力や学習への耐性が未熟です。
長時間の学習や複雑な問題に対処することが難しいことがあります。 - 自由な時間の削減
低学年の子供は遊びや自由な時間が成長に重要ですが、塾に通うことでその時間が削減され、ストレスや疲労が蓄積される可能性があります。 - 適切な学びの準備が不足
低学年のうちは基本的な学力や非認知能力や思考力を身につける時期であり、塾に通う前に家庭での適切な学びや経験が不足していることがあります。 - 家庭とのバランスの取りにくさ
低学年の子供は家庭環境でのサポートや安定感が必要ですが、塾に通うことでそのバランスが崩れ、子供のストレスや不安が増加する可能性があります。 - 学びの目的が理解しにくい
低学年の子供にとって、将来の進路や中学受験に対する目的が理解しにくいことがあります。
そのため、塾に通う理由が不明確である場合、子供のモチベーション低下が起こる可能性があります。
これらの要因から、低学年からの塾は子供にとって過度な負担となりやすいため、家庭で基本的な学びや経験を重視し、必要な時期に適切なサポートを検討することが重要です。

低学年の時期に家庭での基本的な学習が子供の成長に大事
低学年の時期に、家庭で基本的な学習を重点的に行うことは、子供の成長に大きく役立ちます。
これは、子供が言葉や基本的な計算などの基礎的なスキルを身につけるだけでなく、親とのコミュニケーションや学習環境を通じて、豊かな経験を積む時期でもあります。
家庭での学習は、子供が学びの楽しさや興味を発見しやすい場でもあります。
例えば、読み聞かせや身の回りの出来事を通して学ぶことで、子供は自分の好奇心を追求し、自己表現の手段を見つけることができます。
このプロセスは、将来的に高度な学習や問題解決に向けての基盤を築く助けになります。
非認知能力の育成が重要
言葉や基本的な計算を身につけるだけでなく、非認知能力の育成も重要です。
非認知能力には、自己調整力、協力心、問題解決力、毅然性などが含まれます。
これらのスキルは、単なる知識や情報処理だけでなく、より複雑な状況に対処し、柔軟に学び、他者と協力するために必要な要素です。
言葉や計算力は基本的なスキルである一方で、非認知能力は将来の学習や社会での成功において同様に重要です。
例えば、困難な問題に取り組む際の忍耐力や、他の人と協力して目標を達成するコミュニケーション力などが、非認知能力の一部です。
これらの能力を身につけることで、子供はより良い学習環境を築き、将来に向けてより強固な土台を構築することができます。
考える力を養う時期
低学年のこの時期は、子供が自分自身の興味や好奇心を発見し、物事に対して独自の視点や思考を持つことが重要です。
例えば、言葉や基本的な計算だけでなく、自分の意見や感じたことを表現する力、物事を理解し探究する姿勢が形成される時期です。
親や環境が子供の好奇心をサポートし、自発的な学びを促すことが、将来的な学習力や問題解決能力の基盤を築く一助となります。
この時期に非認知能力や考える力を養うことは、中学受験においてもっと複雑な問題に対応できる土台を築く重要なステップとなります。

入塾するベストタイミング
中学受験をするならいつから塾に行けばいいの?
まず、塾のカリキュラムがどの様になっているのかを説明します。
塾のカリキュラムは、通常、4年生からは基本的な学習を身につける段階から、次第に受験に必要な知識や問題解決力を強化していきます。
6年生になると志望校の過去問対策が行われます。
一般に入塾するのは、4年生になる2.3月が良いとされています。
その理由は
- 基礎の確立
4年生から入塾することで、子供は基本的な学力を確立し、学習の土台をしっかりと築くことができます。 - 学習のリードタイム
早期に入塾することで、受験に向けた学習に余裕が生まれます。
4年生の時点で受験の要点や問題形式に慣れ、自分のペースで進められるため、焦らずに効果的な学習が可能です。 - 集団学習の利点:
4年生の時期から塾に通うことで、仲間との学習交流が始まります。
集団学習は協力や切磋琢磨の機会を提供し、子供の成長を促進します。
4年生になる前の2月・3月に入塾することは、これらのメリットを最大限に生かすタイミングであり、受験に向けたスムーズな学習のスタートを切ることが期待できます。
受験塾へのスムーズなスタート
入塾テストの意義と注意点
受験塾はまず入塾テストがあります。
ここである程度上位のクラスに入ってないとなかなか下のクラスからは上がりにくいものです。いくら上位の中学を目指していても下のクラスでは上位中学の対策も勉強内容も習いません。ですから塾に入る前にきちんとした基礎力とあと伸びする力をつけておく必要があります。
基礎力の定着の必要性:
- 上記に述べたように、塾に入る前に、子供が必要な基礎力を定着しておくことが求められます。
(基礎力とは、言葉や計算力など基本的な学力が含まれます) - 基礎力がしっかりしていると、新しい知識や難解な問題にもスムーズに取り組むことができます。逆に基礎が弱いと、学習の遅れや理解の不足が生じやすくなります。
- 基礎力を定着させることは、将来的な高度な学習や難関試験にもしっかりと対応する土台を築くことにつながります。
思考力・非認知能力・考える力を養う。
計算力言語能力を身につけることはあたり前ですが、受験には、難解な問題が出題されます。
ですから、思考力や非認知能力を持っていることが合格する鍵になっていると私の経験上そう思います。
基礎力+非認知能力・思考力・考える力が合格の鍵になるんだね。
子供の興味を引き出し、学ぶ楽しさを通じて思考力を養うことは、以下のステップで考えることができます。
- 興味を知り、尊重する
子供が何に興味を持っているかを知り、その興味を尊重します。
興味を尊重することで、子供は学びに対してポジティブな感情を抱き、自分の好奇心を追求する意欲が高まります。 - 楽しい学びの環境を提供する
学びを楽しむための環境を整えます。
例えば、興味を持っているテーマに関する本やゲームを提供することで、学びが楽しい冒険となります。 - 問いかけを通じた思考力の促進
問いかけを通じて子供は物事を深く理解し、自分なりの解決策や意見を考えることができます。
子供に対して積極的に問いかけを行い、自分の考えを引き出します。 - 遊びを通して学ぶ
子供の遊びを通じて学びを促進します。
子供は自然な形で思考力や問題解決能力を発展させることができます。
例えば、ブロックでの積み木遊びや絵を描くことで、空間認識力や創造力が養われます。 - 子供が自分で考え、発見する楽しさを味わえるようなアクティビティやプロジェクトを共有します。
子供の興味や好奇心を大切にし、楽しさを通して学ぶことで、学びのプロセスが豊かで深いものとなり、思考力や創造力が育まれます。
家庭学習で親子の絆を深めながら進める
基礎学力定着
基礎学力には国語・算数それぞれ学校で習うことは確実に問題集などを使って確実にしておきましょう。
算数についてはこちらを参考にしてください。
[kanlink 1480]
国語についてはこちらを参考にしてください
[kanlink 717]
非認知能力や考える力を伸ばす
子供が自由な時間を楽しむ一方で、家庭学習を通じて非認知能力や考える力を伸ばす方法を以下に述べます。
- 自由な時間の重要性を理解する
自由な時間は子供が自分の興味を追求し、リラックスする大切な瞬間です。
子供にはストレスなく遊び、好奇心をくすぐる時間が必要です。 - 家庭学習をゲーム化する
子供の好奇心を引き出すような学習ゲームやクイズを導入します。
子供が楽しんで取り組むことで、学びながら非認知能力や問題解決力を養います。 - 共有の活動を通じて学ぶ
家族で共有する活動やプロジェクトを通して、コミュニケーションを深めつつ、子供の考える力を促進します。
家族でのディスカッションや共同の課題解決は非認知能力を発展させます。 - 遊びの中に学びを取り入れる
子供が楽しんでいる遊びの中に、学習の要素を巧みに組み込みます。
例えば、絵本の読み聞かせや自然の中での観察を通して、知識や興味を広げます。 - 親子での対話を大切にする
子供の感じたことや考えていることに対して積極的に対話します。
親子のコミュニケーションを通じて、子供の思考力を深め、自己表現の力を育みます。
自由な時間を尊重しながらも、学びの要素を工夫して取り入れることで、子供は遊びながらも成長し、非認知能力や考える力を育むことができます。

親のサポート
親のサポートと理解が子供の自信に繋がり、中学受験への意欲を育むことになります。
どんなサポートをすればよいのでしょうか
- 子供の努力を認める
子供が学習や努力を重ねた際に、その成果や達成感を認め、褒めることが重要です。「がんばってるね」という言葉は、子供の自信を育む一助となります。 - 目標を共有し計画を立てる
子供と一緒に中学受験に向けた目標を設定し、そのための計画を立てます。
目標達成のための段階的な計画は、子供が目標に向かって進む際の指針となります。 - 失敗を受け入れ、学びの機会にする
失敗や挫折があっても、それを否定せずに受け入れ、どうやって改善できるかを一緒に考えます。
失敗を学びの機会と捉えさせることで、子供は挫折に立ち向かう力を身につけます。 - 興味を引くような資源を提供する
中学受験に関連する本やドキュメンタリーなど、子供の興味を引く資源を提供します。興味を引くことで学びへの意欲が高まり、受験への取り組みが楽しさを伴います。 - 進捗を一緒に確認する
子供の進捗や成績に共感し、一緒に確認することで、親子での協力関係が深まります。進捗を共有することで、子供は自分の成長を実感し、中学受験への自信を醸成できます。 - アドバイス
子供が困難に直面したときには、ポジティブなアドバイスをしてあげてください。
「一つずつ解決していこう」という言葉や、同じくらい難しい問題に他の子も取り組んでいることを伝えることで、子供は乗り越える力を養います。
これらのアプローチを通じて、親が積極的に子供をサポートし、理解を示すことで、子供の自信が育まれ、中学受験への意欲がより強固なものとなります。
非認知能力・思考力・考える力を身につけるおすすめ教材3選
考える力を育てるアプリ「カンガエMAX」

考える力を育てるアプリ「カンガエMAX」は、言語で”考える力”を伸ばすことに特化した教材です。
一般的には「考える力」に特化した教材は立体や図形などを使った、「非言語」の能力を伸ばすことに特化した教材がほとんどであり、 言語で”考える力”を伸ばすことに特化した教材は見つけることができず、 そういった力を伸ばせすことができる教材があればいいなという思いから作られた教材です。
考える力を育てるアプリ「カンガエMAX」の特徴
・週1回30分の取り組みで一生モノの思考スキルを身につけることができる
・自宅で取り組める
・教育のプロにより監修された子どもの思考力を育てる最新のカリキュラム
・思考力が数値化されるから苦手なポイントがひと目でわかる
・中学受験の準備になる
・”言語で考える力”を伸ばすことができる
・保護者も子どもと一緒に取り組み教え方を学ぶことができる
考える力を育てるアプリ「カンガエMAX」でどんな能力が伸びる?
文章理解力
要点や繋がりを捉える力が身につきます。
初見の問題でも何が問われているのかわかるようになります。
条件整序力
関係性や条件を見つける力が身につきます。
ひねった問題も解く取っかかりができる。
資料分析力
表やグラフを分析する力が身につきます。
表やグラフを読み取る問題に対応できる。
真偽推理力
理由と根拠を探す力が身につきます。
記述問題でも根拠と理由を明確にした文章がかける。
法則発見力
法則や手順を見つける力が身につきます。
難しい問題に隠された法則を見つけることができる
おすすめのポイント
・1ヶ月無料(0円)でお試しすることができる (いつでも解約可能)
・入会金なし
・週1回たった30分で取り組むことができる
・一生モノの思考スキルを身につけることができる


ワンダーボックス|遊ぶように学ぶ、アプリとキットのハイブリットSTEAM通信教育

ワンダーボックス|遊ぶように学ぶ、アプリとキットのハイブリットSTEAM通信教育はプログラミング・数理パズル・アート・理科実験“遊び”感覚で学べるSTEAM教材で思考力と創造力を育む、現代型の通信教育です。
あらゆる数理的な試行錯誤の土台となる教材です。
遊びとして没頭するうちに、どんどん考える力が伸びる!そんな教材です。
ワンダーボックス|遊ぶように学ぶ、アプリとキットのハイブリットSTEAM通信教育の特徴
アプリとキットの組み合わせ
毎月約10種類のアプリ教材と3種類のキット教材をセットにしてお届け
実績のある教育のプロが制作
算数オリンピックの問題や、ベストセラー問題集「なぞぺ〜」シリーズを制作する精鋭チームが、思考力や発想力を伸ばす良質な問題を制作しています。
視力ややりすぎへの配慮
集中力や目の健康に配慮する「おやすみ機能」アプリに時間制限を設けており、保護者の方が自由に時間を設定できます。
ご家庭のスタイルに合った使い方でお楽しみいただけます。
IQや学力への効果
学力や意欲への効果が実証されています。
幼少期は「知識・スキル」を身につける「勉強」だけでなく、楽しく没頭する体験がとても重要です。
意欲や思考力が伸びることで、その後の知識習得をともなう学びが、何倍も有意義なものになっていきます。
ワンダーボックス|遊ぶように学ぶ、アプリとキットのハイブリットSTEAM通信教育はどんな能力を伸ばす?
思考力
算数オリンピック問題制作にも携わる教材開発チームが、子どもの「地頭」を刺激します。
創造力
五感を使って、手を動かして。「こうしたら、どうなるんだろう?」と試行錯誤を促し、子どもの発想力を引き出します。
意欲
バラエティ豊かな教材を通じて、様々な角度からものごとへの関心を育み、まなびへの原動力を培います。
おすすめのポイント
送料・入会金無料で気軽に始められる
使い方や質問に答えてくれるオンライン説明会があるので不安なく始められます。
資料請求すると保護者の方向けパンフレットと体験教材が届き、アプリ教材もお試しできます。
デジタルとアナログをバランスよく組み合わた教材で効率的です。


名探偵コナンゼミ

ワークブックで算数・国語の基本的な問題を確実なものにし、思考、複合教科や英語の教材で考える力や読解問題に取り組むことができる。
また、ナゾトキをプラスすることで、知識の活用が促され、より効果的に学力に直結する力を定着させることができます。
名探偵コナンゼミの特徴
ワークブック
国語・算数の基礎学力はもちろん、考える力を養う通信教材
名探偵コナンの魅力的なキャラクターたちがワークブックに登場し一緒に勉強を進められるから、 教材を溜めずに楽しく学習を深めることができます。
コナンゼミ
子供から大人まで楽しめる、難易度に合わせた4つのコースがあります。
アニメ「名探偵コナン」選りすぐりの人気エピソードを視聴しな がらナゾトキに取り組み、5つのスキル(空間認知スキル・推理 スキル・読解スキル・論理スキル・直感スキル)を身につけ、 「ひらめきの力」を養うゲームです。
会員サイト
「思考の達人ツール」の解説映像、英語教材「Great Fun Book」の映像が視聴できます。
計算、図形、ことばを楽しみながら学べるゲームが10種類以上!楽しく学習することができます。
添削テスト
⼩学館思考⼒テスト(8⽉号)・学年末実⼒診断テスト(3⽉号)の提出と、添削済みのテスト・答えと解説・アドバイスシートの閲覧ができます。
名探偵コナンゼミで身につく能力
自信をもって課題に立ち向かう力が伸びていく
興味を引くテーマを扱うから自分でどんどんやりたくなる!
出題パターンが豊富だからはじめての問題にも強くなる!
記述問題が充実しているから自分の言葉で伝える力が伸びる!
思考を整理する練習ができるから自分なりの視点をもつことができる!
ナゾトキでひらめき方のトレーニングができるから多角的な考え方をもつことができる!
おすすめのポイント
名探偵コナンゼミで基本的な問題と空間認知スキル・推理 スキル・読解スキル・論理スキル・直感スキルを一緒に身につけることができる。
身近なコナンと一緒に楽しみながら取り組める。
入会すると実質2ヶ月分の教材が無料。
資料請求でたっぷり1週間分のおためしワークブックをプレゼント
まとめ
中学受験を考えるなら低学年から家庭で準備が必要になります。
準備もなく受験塾に行くとお子さんは苦労してしまいます。
学校のことができるから受験させようと軽く考えるとこんなはずではなかったということにもなりかねません。
ぜひとも低学年から考える力をつけるものや非認知能力を伸ばすものなど受験の基礎となる分野を家庭でしっかり身につけてあげましょう。
そうすることで受験の難問も解く力が備わり、さまざまな能力を発揮することができ合格に近くなります。
中学受験は親の受験とも言われるように親の判断が合否を決めてしまいます。
賢い親となりお子さんを合格に導いてあげてください。
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